駆け抜けてく人混みの中をただ 通り過ぎた景色さえも見えずに
見上げた空残酷なほどの青 誰の声も今は何も聞こえない
あぁ、ただ君の言葉が あぁ、まだ胸にひびく
「私だけ見つめて」
歩き出す君の手つかめれば良かったんだ 振向きもしないで君は遠ざかっていく
何も言わずにただそばにいてくれたんだ 二度とは計れない
空っぽのsandglass
風に吹かれてゆらゆらと 遠くに流されていく落ち葉
広げたてのひらに舞散る粉雪が 君の温もりと共にとけていった
過ぎ去った季節がキレイに見えたんだ 繰り返し呼んでも戻れはしないのになぜ
溢れ出す涙よ二人だけの時間を 美しく飾るの?
遠ざかる影に囁いた「ゴメン」なんて 人波に紛れて届きはしないけどただ
いつまでも素敵な君でいて欲しいなんて 最後のわがままだね
刻め無いsandglass
淡く消える時の砂 さよならそっと
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